【SPECIAL INTERVIEW】3月15日(日)放送『天国からのラブソング』主演・濱田龍臣

FBS福岡放送にて“視聴者の願いを叶える番組”でお馴染みの『ナンデモ特命係 発見らくちゃく!』で放送された高校生から届いた「文化祭を盛り上げてほしい」という依頼話を基にしたスペシャルドラマが3月15日(日)に放送決定!オール福岡ロケ&博多弁とギターにも果敢に挑戦した、主演の濱田龍臣さんに話を聞いた。

物事を違う角度から見てみると気づけることがある。
なにかに詰まった時には、見方を変えてみることも
大切だと教わりました
—主演が決まった時の気持ちと役作りについて教えてください。
濱田:今回のドラマの内容は実際にあったお話を基にしていると聞いて「すごいな」と思いました。福岡の方々にとっては『発見らくちゃく!』で観ていたものをドラマで再現する形になるので、大丈夫かなと思っていまいたが、監督が『発見らくちゃく!』の番組の方ということで、スタッフの皆さんにも馴染み深いからこそ、すごく頑張らなきゃいけないなと、福岡に行くまでは緊張していたんです。福岡の初日で天星さんご本人とお会いさせていただいて、雰囲気を感じられたのは演じるにあたって重要でした。撮影現場にもよく来てくれて、人柄も感じられたのでそういった部分も作品に映っていると思います。
—台本を読まれた感想は?
濱田:天星さんはすごく心が温かい人なんだろうなと。彼が中学生の時に書いた作文も読ませてもらって、監督からも話を聞きましたが、優しくて、でも少し内弁慶なイメージがありつつ。僕もちょっと似ているかなというところがあったんですけど、実際に会うと笑顔が凄く素敵でもっと優しそうでした。
—今作ではギターにも挑戦されていますね。
濱田:撮影前から半年ぐらい練習しました。左手の指先がすごく硬くなってきて、「ギターをやっている人の指になってきたんだな」と実感しました。演奏シーンは、実は『発見らくちゃく!』の放送と同じ場所で撮影したんです。オーケストラの方々や、実物の天星さんの前で演奏するのはとてつもなくプレッシャーでした。あの日は早くホテルに帰って寝たいと思ったのをすごく覚えています(笑)。博多弁も方言指導の方からいろいろ教わっていたんですが、何気ない「なん?」がすごく難しかったですね。気軽に言う言葉だからこそ、変になっちゃうというか。毎回直されてNGも何回かありました。

—キーパーソンとなる天星さんの祖父・浩さんですが、奥さんへの変わらぬ愛情が作品内では丁寧に描かれています。
濱田:僕の母方の祖父も僕の映画の舞台挨拶があると見に来てくれたりして、友だちとかにすごく宣伝するので、そこは浩さんと結構近いのかなと思います。でも、確かに小学生や中学生ぐらいだと、天星さんのように愛情を重く感じたり恥ずかしく感じたりするのかなと思いますけど、すごく素敵な方ですよね。何十年も連れ添っている相手に「誕生日を祝わせてくれてありがとう」とかすごい言葉だと思いますし、口癖のような「お好きにどうぞ」もすごい。イッセー(尾形)さんから言われる「お好きにどうぞ」は軽く聞こえるんですよ。でも、実際に上がった作品を観ると、「お好きにどうぞ」がすごく思慮深いなと感じて。そういうことが言える男ってカッコいいなと思います。きっと、実物の浩さんが今回のドラマを天国で観ても「お好きにどうぞ」って言ってくれると思います。そう言ってもらえたらいいなという願望でもありますね。
—このドラマを通じてどんなことを伝えたいですか?
濱田:物事の多面性について、物の見方について深いものがある作品です。じいちゃんが恥ずかしい行動していて、それを子どもの天星さんは恥ずかしいと思っている。でも実際は、じいちゃんはみんなの笑顔を作るためにそういうことをやっているカッコいい人なんだよと。それは多面性だとおもうんです。物事を片面からしか見ていないと気づけないけど、違う角度から見てみると気づけることがある。なにかに詰まった時には、物の見方を変えてみることも大切だと教わりました。

FBS福岡放送 開局50周年SPドラマ『天国からのラブソング』
放送日:3月15日(日)午後3時放送(BS日テレ 3月20日(金)夜7時放送)
出演者:濱田龍臣/市毛良枝/西尾まり/矢本悠馬/田山涼成/吉岡秀隆/イッセー尾形
http://www.fbs.co.jp/tenlove/
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