ASTERISM
アーティストであり、学生でもある。
世界を目指して突き進む
ロックなティーンエンジャー!
掲載:mix 2018 春号(2018.02.28)
取材・文:福島大祐 / 写真:
撮影協力:ハードロックカフェ(福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル2階)

左からMIYU、MIO、HAL-CA。
アステリズム
ASTERISM
音源だけを聴けば、彼らがまだ中高生だとは誰も思わないはず。超絶スキルの持ち主が3人揃ったのが、福岡と佐賀を拠点に活動するインストのハードロックバンド・ASTERISMだ。10歳の時に観たLOUDNESSのライヴに衝撃を受け、ギタリストの高崎晃の影響でギターを手にした15歳のHAL-CAと、4歳でドラムセットを叩き始めた18歳のMIOと7歳でベースを始めた15歳のMIYUによる兄弟が、’14年に音楽コンテストで出会い結成に至った。出会った当時のことを聞いてみた。
HAL-CA:同級生はK-POPなどを聴いている人が多くて、同年代で近い音楽性の人に初めて出会いました。
MIO:互いに世界を目指して演奏していて、本気でやっているなという気持ちが伝わってきました。

「勉強の合間にゲームをしたり本を読んだりするのが息抜き。村上春樹の作品が好きです」と、ドラマーのMIO。
昨年メジャーデビューを果たし、プロのミュージシャンとなった彼らにとって、“学生”という若さは武器でもありジレンマでもあるようだ。
HAL-CA:もっと練習したくても勉強もしなくちゃいけなかったり。朝のうちに学校で宿題を済ませちゃうこともあります。メンバー3人揃って音を合わせる時間がなかなか取れないのも悩みです。それだけに、バンドの練習時間は大切にしています。
MIYU:うん、個人でずっと練習していても上手くいかないこともある。演奏の正解が分からなくなって、考えすぎてしまったりとか。

「家にいる時はついピアノを触っちゃう」と、ギタリストのHAL-CA。
幼い頃から世界を見据えてロックと向き合ってきた彼らに、夢が見つからないという人に声をかけるなら?と尋ねてみた。
HAL-CA:中高生の場合、受験が身近な目標になると思うんですが、勉強を頑張るにしても、その先まで考えることが大事なのかなと思います。
MIO:夢=憧れ。自分の好きな人やものについて掘り下げていけば、ヒントが見つかるかもしれませんね。
MIYU:目の前にある小さな夢からチャレンジしてみるといいかもしれません。一緒に夢を追いかけたいですね!

「ランニングがマイブームで、時間さえあれば5kmは走っています。今は…彼女がほしいですね(笑)」と、ベーシストのMIYU。
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