
専門学校ESPエンタテインメント福岡

「学生主体で自分たちのやりたいことができる」。
音楽にまつわる仕事を目指して奮闘する学生に密着
ギターメーカーとしても知られる総合音楽教育専修学校・ESP学園。海外教育事業としてハリウッドにも姉妹校を持つ同校が、’18年4月、福岡校を開校させた。学内に最新鋭の機材や設備、300人収容のライブホールまで備えた環境で、学生主導で企画イベント開催に挑むイベント制作/マネージャーコースに密着した。昨年9月に第一回目が行なわれた在校生自主企画ライブイベント『SukuFes』。イベント制作コースやマネージャーコース、アーティスト学科などが一体となって開催する本イベントで、イベント制作コースの植田菜々歌さんは「前回の反省を生かすことができている」と話す。「初開催の前回は集客がまだまだで、今回は最初から宣伝に力を入れました。出演アーティストのライブでチラシを配ったり、ライブハウスや飲食店にチラシを設置してもらったり、ラジオにも出演させてもらったり、SNSでの告知も工夫したり。おかげで前回より観覧予約数が好調です」と、植田さん。2月に開催された2回目の『SukuFes』にはメジャーアーティストも多数出演したが、学生のみんなは普段どんなことを学んでいるのだろう? 「授業ではライブ実習が中心。私はグッズデザインを考えたりしています」(植田さん)、「仮想のアーティストを考えて、どのようにプロモーションして売り出していくかという授業がとても本格的で勉強になります」(同コース・金丸美奈さん)、「テレビ番組の生放送研修が以前あったんですが、それをきっかけに私は放送系の仕事に興味を持ちました」(同コース・桑畑悠花さん)と、それぞれ夢へ向かって充実したスクールライフを送っている様子。共通して「企画をゼロから立ち上げたりと、学生主体で自分たちのやりたいことをできる」という点に魅力を感じているようだ。

さて、『SukuFes』当日。開場前から多くの人たちによる行列が見られた。本番直前で奔走していた植田さんをキャッチしてみると、「各コースの学生たちや出演アーティストの事務所など、各所の希望を調整するのが大変でした。準備期間が半年近くありましたが、それでも時間が足りなくて。でも、イベントを通して、日頃自分が観客として観に行っているライブがどのように行なわれているのか、裏側を知ることができました。大型フェスなどは本当に大変でしょうね…」と、イベントを支えるスタッフとして実践的な経験を積んだ手応えを話してくれた。今回印象的だったのは、どの学生も楽しそうに笑顔でイベントに臨んでいたこと。音楽にまつわる様々な夢に向かって、ココでたくさんの学生たちが人生のターニングポイントを見つけていくに違いない。