Around20 物語 アラハタ・ストーリー

lol

充実のアルバムで最上級の笑顔を届けるlol

グループとしてますます進化中!


掲載:mix 2018 冬号(2018.11.30)
取材・文:福島大祐 写真:内田達也

撮影協力:Libre(福岡市博多区綱場町5-5)

左から小見山 直人、hibiki、moca、佐藤 友祐、honoka

 エル・オー・エル
lol

 屈託のない笑顔で、時にツッコミ合いながらラフに話す姿はまるで教室の中での友だち同士のよう。それがステージに立てば、またはMVの中ではガラリと表情を変えてクールなアーティストに変身する。…5人組の男女混成パフォーマンスグループ・lolに話を聞いた時の印象だ。まずはメンバー自身も「豪華な内容で季節を問わず聴ける作品になった」という2ndアルバムについて語ってもらった。

小見山:僕たちlolは、“laugh out loud” = “笑顔を届けたい”という意味なんですけど、アルバムタイトルの『lml』は、“laughing mad loud”で、“もっと笑顔を届けたい”という意味が込められています。

佐藤:推し曲は『アイタイキモチ』です。僕自身、初めて演技をしたMVで、同じ事務所の飯豊まりえさんと恋人役だったんですけど、すごく緊張した思い出があります。『ウォーキング・デッド』の話がなんとか弾んでくれて(笑)。

moca:私は『ワスレナイ』が印象深いかな。卒業ソングになっていて、私も高校生になる時に上京してきたんですけど、曲の歌詞と自分の経験がリンクして大切な曲になっています。卒業式には出られなかったんですけど、仲の良い友だちが私のために別で卒業式をやってくれたんです。

hibiki:個人的にすごく好きなのは男子チームの曲の『melody』。自分が歌っているわけではないんですけど、ツアー中に聴いて改めて良い曲だなと思ったんです。普段のウチらと過ごす中では見られない弱い男心を歌っているんですよ。

honoka:私のオススメは『xmas kiss』です。昔から冬は苦手なんですけど、“クリスマスソングがあるから冬を乗り越えられる感”が自分の中にあって。そのなかでもこの曲は、真夏でも歌ったりするぐらい好きで。MV撮影も寒くてすごく過酷だったんです。夜中に富士山の近くまで行って撮ったんですけど、みんなで食べた雑炊がめちゃくちゃ美味しくて(笑)。凍えながら撮った思い出と食事の相乗効果ですごく覚えていますね。

 

 グループ活動している5人だけど、集団の中で個性を出すことについてなにか意識しているのだろうか?

honoka:自分が出せない人はそれがその人の個性だと思うから、逆にそういう考え方で生きた方が楽だよね。

hibiki:私も集団行動がすごく苦手なんですけど、「ま、いっか。自分は自分だし」って思うのが一番だよ。

佐藤:僕は気にしすぎるタイプなんですけど、意外と人って自分が思うほど自分を気にしていないし、評価してくれる人はそれでもいてくれたりするし。無理をする必要はないのかな。

 

グループの中で、それぞれ自然体でいることが身に付いているようだ。

 

小見山:秋からのツアーはこれまでと違ったことをするので、ファンの皆さんがどう思うか分からないですけど、またカッコイイlolを見せられるようにスキルを上げていきたいと思います。

 

その言葉からも、我が道を行く5人の強さと信念が垣間見えた。

 


 

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